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2004.01.14

散財の証明:OLYMPUS DM-10

周囲を見渡しても、わたししか使ってない小道具がけっこうある。デジタルボイスレコーダーもそういったもののひとつだ。
いま使っているのはOLYMPUS DM-10になる。

DM10.jpg

わたしは、はっきりいって物覚えがわるい。人の話も興味のあるところしか聞いていないし、すてきな異性の方かとてつもなく特徴的なひとでもなければ、1回で名前を覚えるなど、とてもできない。
そのためメモは必須なのであるが、字は汚いし書くのは遅い。ないよりましなので続けてはいるが、もうすこしなんとかしたい。そんなわたしをいくらか助けてくれるのがボイスレコーダーなのだ。

カセットレコーダより小さく軽く、とりあえず声が判別できる程度の音質で大量に録り貯めることができて、しかも音声データはデジタルなのでハードディスクに放り込んでおけばかさばらないしなくならない。要らなくなったときの掃除も楽だ。
DM-10については充電池方式ではないのがつらいところだが、これは仕方ないところだろう。

こうして録り貯めておくと、あれっあの時なんて言ってたっけ、今度の打ち合わせは何時だったっけ、とたずねる同僚がいない時に、確たる証拠が手元に残っているわけである。そんなことがらはふつうメモするわけだが、その当たり前がなってないのがわたしという人間であるので、すこぶる助かっているわけだ。
それから、いまは立場上あまりやらなくなったが、議事録を書き上げるときにも重宝する。書き漏らしたことがあるのは明らかなのだが、かんじんの詳細をおぼえてない、といったとき、これほど役に立つものはない。

もうひとつ。わたしが身をやつすシステム屋という稼業は、会議や打ち合せでささいなことを「言った・言わない」ということが、とんでもない損害としておおいかぶさってくる業界だ。とくに立場の弱い側は、「そんなの聞いてない」という、「記憶にございません」ばりのご無体なすっとぼけに泣かされることも多い。
そんなときに、最後の保険となるのが録音データ。まあ、そうなるまえにメールや議事録などの書面に落とす努力はおこたってはいけないし、子供のようにダダこねる相手にそんな決定的な反撃をしたら、金輪際いっしょに仕事できなくなるかもしれない。だから伝家の宝刀みたいなもので、抜くに抜けないというのが現実だが。

どの使い方もいざというときの安心感を買っているようなもので、実際には10回録音したうちの1つを再生したらいいほうだ。再生機能は、シリコンオーディオプレイヤーとして活かしていることのほうが多いかもしれない。

ちなみに、DM-10/20はxDメモリカード対応というのは公然のヒミツである。そのため、64MBモデルであるDM-10を256MB化するのも非常にかんたんだ。メーカ保証は消えるが、ひじょうに魅力的なウラワザである。

記者やレポーターといった職業がら録音するひとびとを除けば、あまり録音ということ自体になじみがないのが、ICレコーダーを使う人がすくない理由だろう。ケータイにもボイスレコード機能がついているものがおおいが、使っているひとを見たことがない。

ICレコーダ、使ってみるとけっこう便利だ。などととよろこんでいるのは、もの覚えのわるいわたしぐらいなのかもしれない。

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