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2004.01.24

【モバイル談義】PDAによるWebブラウズの限界と可能性

ふつうのPDAではできるが、ふつうのケータイはできないこと。そう聞かれたらいくつか思いつくけれども、Webページのブラウジングもそのなかのひとつだろう。
しかしそれを期待してPDAを手にした人は、表示能力がきわめてひくいことにすぐに気がつく。

おそらく身障者の気分とはこういうものなのだろう。そう思わざるをえない高いカベの数々が、せまい画面とかぎられたCPUパワーしか持たないPDAにおそいかかる。横幅決めうちのページ。バカでかい画像。JavaScriptにJavaアプレット。そしてFlash。インターネットにつなぐだけで苦労のおおいPDAだといういうのに、あんまりな仕打ちばかりだ。
世間のWebページがデザインを優先し、端末バリアフリーでないのにはさまざなな原因があるだろう。しかし現実としてほとんどのページがそうなのだから、これらを扱えないPDAのWebブラウズ能力はひくい、と言わざるをえない。

それではPDAでネットにつなぐ意味はないのかというと、さにあらず。そのカギは「専用ブラウザ」にある。読みにいくWebサイトはおなじでも、その表示のしかたを変えてしまえばいいのだ。
ニュースサイトや掲示板ならば、Webページを記述するためのHTMLデータのなかみはだいたいおなじだ。Webページというカタチにフォーマットせず読みたい内容だけを抜きだせばよいのだから、データ処理の負担はとても軽くなる。ついでに表示や操作方法も中身にあわせてしまえば、なおよい。

ケータイでもiモードをはじめとした専用サイトであればストレスなくみることができるが、これはコンテンツを作る側が作業をしなければならない。コンテンツを変換する中間のサーバをおく方法ならば中身をつくりかえる手間はないが、提供者がサーバを置いてくれなければそれでおしまいだ。
どんな場合でも快適なブラウズをできるようにするには、手元でデータの表示のしかたをかえる専用クライアントを用意するのがいちばんだし、その提供がわりあいにカンタンなのがPDAなのだ。

もし一般のブラウザしか使ったことがないなら、いちど2++などを使ってみてほしい(これはもともと掲示板2ちゃんねるの専用ブラウザであったが、いまではスクリプトの組み込みによって各種サイトのブラウズに対応している)。PDAでのネット接続の便利さを見なおすはずだ。
PDAによるWebブラウズの限界とは、あくまでPDA上で汎用Webブラウザを再現することの限界であって、それイコールPDAのWeb接続が無意味というわけではないのだ。

はじめのうち、専用クライアント方式は汎用性がないので使えないだろう思っていた。しかしよく考えれば、ふだん行くサイトやそこで何をするかというのは、ほとんど決まっている。
毎日の買い物をするのに未開地の探検をするような重装備で出かける人はいない。インターネットの探検はエクスプローラにまかせて、いつものお出かけには専用クライアントを使うべきだ。

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