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2004.01.23

散財の証明:SONY インナーイヤーレシーバー MDR-EX71SL

移動中に音楽を聴くならヘッドフォンは必須だ。モバイルするならば映画もみるし音楽もきくだろうから、いきおいヘッドフォンも不可欠ということになる。
そんなわけで愛用しているのが、このMDR-EX71SLだ。

MDR-EX71SL.jpg

わたしは耳のかたちのせいか、一般的なタイプのヘッドフォンがしっくりこない。耳の穴とヘッドフォンの間にすきまができて音がよく聞こえないし、そのせいで音もれもする。耳から落ちてしまうことも多かった。

そこで以前は耳をすっぽりおおうタイプのもの、たとえばMDR-D66SLや、その先代のD88のようなタイプのものを使っていた。
しかし耳をおおうタイプは、どんなにコンパクトなものでもイヤーレシーバーが小さくできないので、もちはこびするには不便な大きさだった。とりあえず聞けるけど装着感がわるく音量もだせない普通のものか、音はいいし音漏れも気にならないオーバーヘッドのものか。持ちあるくヘッドフォンをえらぶ時にはいつも悩んだものだ。

しかし、このMDR-EX71SLのようなインナーイヤータイプを使い始めてからはこれ一本だ。携帯性は一般のものと大差ないが、音の印象はあきらかにいい。これは「耳栓+ヘッドフォン」とでもいうべき構造のちがいが大きい。周囲の音がおさえられて聞きたい音が大きく聞こえるのだから、あたりまえといえばあたりまえだ。
ノイズキャンセラ機能をもつヘッドフォンも使ったことがあるが、これは機能的な差はあまり感じられないのに重さや価格、電池交換が必要というデメリットがあり、あくまで同一クラス内の上位機種といったていどにしか思えなかった。

わたしはあまり音にこだわらない、いわゆる違いのわからないタイプの人間だが、さすがに「ランクが違う」というぐらいの差ならさすがにわかる。同じミニコンポクラスなら優劣はつけらないが、オーディオシステムやラジカセとなら区別できる。普通のヘッドフォンとインナーイヤータイプのものは、あきらかにランクが違うと感じた。もちろんオーバーヘッドのフルカバータイプとはまた1つレベルが違うのだが、これらとは携帯しやすさがまったくちがう。
かぎられた質量のなかで可能なかぎりの性能を追求するモバイラーにとっては、インナーイヤータイプのヘッドフォンがベストバランスだ。


とはいっても、さいきんヘッドフォンの出番はなくなっている。音楽は同じものを聞き込むことが多くなったので、どうせならスピーカで鳴らせる家でじっくりと聞きたいからだ。これを使うのは、たまにビデオファイルを持ち出したときぐらいになっている。まあでも、このサイズと軽さならばまったく使わなくても許せるけれど。

この「使わなくても許せる、でも使ったなら十分な性能」というのは、実はモバイルデバイスの理想だ。しかしそれを実現しているのは、いまだヘッドフォンぐらいなのだと思う。

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