小容量HDDプレイヤーには小さいなりの使い方があるはず
何回か前に書いたアイワのポータブルHDDオーディオプレイヤー、HZ-WS2000についてちょっと考えた。このHZ-WS2000、類似の他製品と比べると1.5GBと微妙なサイズのHDD容量であり、この点をどう捉えるかがこの機種を評価する上で大きなポイントとなる。
このサイズでは、大容量型のiPodのように「持ってる音楽をすべて持ち運ぶ」というコンセプトが適用できないのは確かだ。そのかわりに、HZ-WS2000では「お気に入りを選りすぐって手元に残してゆく」という使い方の提案がされているように思う。うまくまとめることができなかったので、順を追って説明してみたい。
まず、デバイスに新しい曲を転送すると「新着」というくくりで再生することができる。また、リモコンにあるFavoriteボタンで演奏中の曲やアルバムをマーキングできるようになっていて、これが自動的にプレイリスト化されていく。ここまでがHZ-WS2000としての機能だが、転送・再生というサイクルを繰り返していくと容量が足りなくなってくる。こうなると既存の曲を消さなければならない。
ここで意識的に残す・消すという行為が必要になるところがミソで、それなりに入るけれどすべて入りきらない微妙な容量だからこそ転送する回数、すなわち選択の機会が自然と増え、その指針として「お気に入り」リストが役に立つ。つまりHZ-WS2000を使っていると、意識せずとも気に入った楽曲を選りすぐる作業を行っていることになるわけだ。
これなら、膨大な曲の中をかきわけてあらかじめお気に入りリストを作るどの手間と労力をかけることなく、新しい曲をHDDプレイヤーに転送して聴くという日常のサイクルの中で、無理なく自分の音楽ライブラリを整理していける。この方法論はiPodやiTunesなどの演奏頻度によるレーティング機能ほどは自動的ではないけれども、自分自身で選んだ・関与したという意識が働くため、できあがった「お気に入り」はより納得できる内容になるはずだ。
長くなってしまったが、ひとことでいえば「HZ-WS2000の『お気に入り機能』がお気に入り」とでも言ったらいいのだろうか。でもそれだけじゃ何のことか判らないし・・・ まあ、何だかんだでHZ-WS2000を気に入っていることだけはまちがいない。
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